【初投稿】自己紹介と北関東キトンボ探しの旅
今回が初投稿となりますKeiと申します!主に水生昆虫やトンボを求め湿地帯を駆けずり回っています。まだまだ勉強不足なのでこのブログを通して自分自身も成長できたら良いなと思っています!
ブログの中心は生き物や自然をメインにした採集日記や観察日記でその他にも生き物飼育や日々の日常なども少し取り入れて投稿していく予定です!
さて、今回は自分が住む茨城県では絶滅と噂されて前々から密かに憧れていたキトンボの標本を友人から頂いた。その死んでもなお美しい翅は秋という季節そのものを体に宿したような姿だと自分は感動した。
頂いたキトンボ
2019年11月13日。この日は一日予定がなく時間がとれたので自分のフィールドで唯一キトンボの生息条件とマッチする池を目指して出発した。
天気に恵まれて日中23度の快晴というこの時期トンボを狙うにはうってつけの日だ。
まず最初に訪れたのは田園地帯にある湿地帯だ。実はキトンボ以外にもヒメアカネを狙っていたりする。10:45分頃にフィールドへ着き車を降りてまず感じた事は思ったより外は肌寒いという事だ。自分は一人で採集の時は大体タモ網と捕虫網を両方もって行くので水中の生き物も余す事なく見たいという欲望が見え見えなのである笑
去年のGWから通っているこの湿地帯についてビックリした事は以前来た時よりも水位が30cm以上も増えている事だった。おそらく先月の台風による大雨の影響だと思う。湿地帯の中を歩き回りヒメアカネが飛んでないか目を凝らすが視界に入るのはマユタテアカネとナツアカネばかりだ…そこで痺れを切らしたのかタモ網に持ち替えると徐に湿地帯の水の中へと網を入れ始めた。そして枯れた抽水植物の下へ網を入れると2匹同時にナミゲンゴロウが入った!どうでもよい話だが自分は昆虫の中で一番好きな虫だ。
クロゲンゴロウも一緒に入った(画像右端)。大好きなナミゲンゴロウを見れて満足したのかこの場所にはヒメアカネは居ないと瞬時に見切りをつけ別のキトンボ本命の池へ向かう事にした。
ナミゲンゴロウとクロゲンゴロウを採集した湿地帯
車で45分程走りキトンボが居そうだと踏んだフィールドへ到着。谷津の奥にある池へ胸を高鳴らせながらひたすら歩いた。
到着するもキトンボの姿は見えない。諦めが早い自分だがここまできてすぐ諦めるのもよくないと思い正午まで池の畔で待つ。まっている間はスマホをいじいじしながら時間を潰していると…
池の近くの枯れ草の上で体を乾かし飛ぼうとしているタイコウチがいた!!タイコウチは体の水分を良く乾かしてから飛びやすい位置に移動して太陽が雲から出て十分な日光が当たるとすぐ飛びたち結構なスピードへ遥か上空へ上がってしまった。(実はスローモーションビデオを撮ろうとして失敗している)
キトンボを狙った池①
待てどもオオアオイトトンボとアキアカネしか飛ばないので痺れを切らし引き返した。
キトンボを狙った池②
最初に訪れた池の近くにある池へ寄ってみたがキトンボはいるはずもなく今回のキトンボ採集は敗北に終わった…
その後周辺の湿地をヒメアカネ狙いで歩いたが太陽が西に傾き日が落ちてくるとトンボも飛ばなくなり今日の探索は終了する事にした。
今年のキトンボ採集は諦めヒメアカネに全力入魂する事を決めた。次回の探索の下見の為にマップをみて可能性がありそうな場所に立ち寄ってみると、ここはヒメアカネの生息場所の画像と似ているので次はこの場所を最有力地として探索しようと思う。